カメラ仲間でも見つかればと思い、ブログを始めてみました。コクのある写真を気楽にアップしていきたいと思います。コメントやリンクも気軽にどうぞ。
 Copyright © Camera freaks a GO! GO! All Rights Reserved. Template by RESIST. Powered by FC2 Blog
2017/03← 123456789101112131415161718192021222324252627282930→2017/05
xxSEARCHxx

xxNEW ENTRYxx

プロフィール

スメハッチャン

Author:スメハッチャン
本名:矢野 巌 (Iwao Yano)
Twitter:@iwao_photolife
FaceBook:Iwao Yano

どうやら世の中には、
面白いことがあふれ返っているみたいです。

会社員生活の中で時間を見つけては
カメラでそんな風景を切り取る日々です

写真仲間も絶賛募集中。
気軽にコメントください♪

・2008年 塩竃フォトフェスティバル
 ポートフォリオ選考通過

・2008年 ダ・ヴィンチ BCCKS 写真集公募展
 一次選考通過

・2009年 塩竃フォトフェスティバル
 ポートフォリオ選考通過

・2011年 CP+ 「御苗場」
 総合プロデューサー/PHaT PHOTO編集長
 テラウチマサト氏 レビュアー賞 受賞

・2011年ニューヨークフォトフェスティバルへ
 日本選抜メンバーとして出展

・2013年 CP+ 「御苗場」
 総合プロデューサー
 テラウチマサト氏 レビュアー賞 ノミネート

・2013年 塩竃フォトフェスティバル
 ポートフォリオ選考通過

・野毛大道芸フォトコンテスト2013
 2作品入賞

・2014年 EINSTEIN PHOTO COMPETITION
 一次選考通過

・2016年 塩竃フォトフェスティバル
 ポートフォリオ選考通過

・2013年 塩竃フォトフェスティバル
 ポートフォリオビューイング
 平間至氏の推薦により出展

・2011年PHaT PHOTO 5-6月号
 2ページ掲載

・2011年PHaT PHOTO 7-8月号
 ちょっと掲載

・2012年PHaT PHOTO 7-8月号
 作品集が掲載

・2011年09/11 御苗場 in NY
 作家としてトークイベントで講演(動画は↓)
 http://www.ustream.tv/recorded/17200106

・アスカネットさんのWeb上で作品集を公開
 http://www2.mybook.co.jp/clubmybook/pick_up/onaeba/

・アスカネットさん青山ショールームで、作品集を永久展示

・御苗場Selected Photographers
 東京・大阪での巡回展
 塩竃フォトフェスティバル連動企画での展示
 他グループ展など、出展多数

・写真集団シメンソカ所属

since 2007/03/06




カテゴリ




最新コメント




リンク




FC2カウンター




月別アーカイブ




xxINFOMATIONxx
  • RSS
Welcome to Camera freaks a GO! GO! !!
やりたいと思う人10000人 始める人100人 続ける人1人
写真、楽しいです。
ずっと撮り続けていたいです。
続ける1人になりたいです。

志賀理江子『螺旋海岸/album』について 
2013/03/19 /07:05
宮城県の海沿いにある人口数百名足らずの小さな集落、
『北釜』を舞台として作り上げられた写真集『螺旋海岸』。

志賀理江子の写真は分かるけれど分からない。
しかしどうしようもなく惹かれてしまう、ちょっと特別な存在。
分からなさを言葉にしようとするとき、僕はいつも頭を悩ませる。
その要素を無理やりにでも分解すると、僕には大きく④つの姿が見えてくる。

①『作品』を撮る写真家としての志賀理江子
②『写真』を撮るカメラマンとしての志賀理江子
③人、場所、時間、生、死を結ぶシャーマンとしての志賀理江子
④その他!!

①でのいわゆる『作品』は不穏で、不安定で、見る者をどうしようもなく不安にさせる。
作りこまれたフェイクであることは明白なのに、どこまでがフェイクなのかが分からない。
そして彼女も決してそれを明かそうとしないし、彼女自身も『何でこうってるのか分からない』という作品もあるという。
ただ作品がヌメヌメした怪しさを放って、語りかけてくるばかりだ。

②での彼女は北釜の集落で6年に渡って生活し、『専属カメラマン』として地域の人々を撮り続けている。
そこで撮られている写真は、①とは裏腹に町の写真館的な普通のポートレートやスナップに溢れているはず。
『螺旋海岸/notebook』で時折挟み込まれる写真を見ても、それは明からだ。
彼女がどれだけ北釜の人たちと密接に繋がり、かつ愛されているかは、
仙台メディアテークの展示に集落の半分以上の人が訪れたという逸話からも伺うことができる。
彼女が地域で笑い、泣き、共感を持って過ごしていればこそだろう。

にも関らず、①で生み出される作品の不穏さはどうだろう。

そこでの『答え』ではないが『理由』が③になるのではないか。
彼女が北釜にアトリエを構えたのは、海岸に広がる松林を見て『どうしても住みたい』と思ったからだという。
そこに彼女が住み北釜の人と関わりを深める中で、土着の歴史や文化を知る。
特に地域に伝わる過去の埋葬文化と伝統行事は深く結びつき、一連の作品に昇華されているように思える。

人気のない海、砂浜、松林。
およそ普通なら住もうとも、アトリエを構えようとも思いもよらない土地のはず。
そこに住むだけでなく、人々と語った話を全て手書きで書き出し、自身の口で何度も読み直し、
脳に落とし込んでいくというようなプロセスを幾つも幾つも繰り返していったというのだから、
単なる好奇心というレベルではない。

そのような一種の狂気とも言うべき静かなトランス状態が、
北釜の砂浜・松林という『場』、『人』、歴史という『過去』、写真に封じ込めて繋がる『未来』、
埋葬や津波という『生と死』を呼び寄せ、彼女のカメラを通じて現世と幽界の狭間のように浮かび上がってきているのではなかろうか。
さながら触媒のように全てを繋ぐシャーマンのような存在にさえ見えてくる。

と、いうのはあくまで理屈で無理に語ろうとした場合であって、僕にはどうしても言語化できない④。
『生』とか『死』とか明確に言葉で定義できるものではなく、『イメージ』としか表現のしようのない世界。
そしてイメージが巨大すぎて、僕には掴むことができずにいる。

一緒に写真集を読んだ藤井ヨシカツさんの言を借りるなら、
『彼女の展示が宇宙なら、写真集はブラックホール』

望遠鏡で宇宙の果てを見ることはできても、決して掴むことはできない。
ブラックホールも存在を認識することはできても、決して中に入って見ることはできない。
どれだけ探っても『答え』はなく、見つけられるのはせいぜい『痕跡』だけ。

『北釜の人たちを写真に撮る時に色々とお願いしても、誰も「なんで?」とは聞いてこなかった』
と、彼女は何度も口にしていた。
それが一つの答えなのかもしれない。

image_20130317013304.jpg
写真の本 * Trackback(0) * Comment(0) * Page top↑


写真雑誌について考える 
2011/12/27 /18:44
日頃から写真雑誌について考えていることを。
特定の意思はなく、あくまでも私見です。

雑誌の売れない時代であると言われて久しいですが、カメラ雑誌に限って言えば健闘しているようにも見えます。
アサヒカメラ・日本カメラ・フォトコン・CAPA・デジタルカメラマガジン・
ファットフォト・カメラ日和・写ガール・カメラライフ・F2.8・カメラマガジン・snap・etc・・
数年前に比べて、格段に雑誌数は増えました。

しかしコレは!という雑誌がないのも事実。

かつてはアサヒカメラ・日本カメラが両巨頭だったのでしょうが、高齢化が著し過ぎて動脈硬化を起こしているのを感じます。
特に今月号のアサヒカメラ表紙などは、巨匠:篠山紀信が撮ってはいるものの、
典型的な『オッサンの考える若いイマドキの女の子♪』にしか見えず、痛々しさが否めないものでした。
両誌とも何十年も同じ面子が堂々巡りの連載を続けていて、載っている写真家も持ち回り。
新しい層を取り込めないのは想像に難くありません。

CAPAなどは、いわゆる『カメコ』的な紙面作りなので、ライトな層や女性層に弱いのではないでしょうか。

若い世代に訴求力の強いファットフォト等の雑誌では、カメラ性能などへの特集が少ないので、
『カメラ』が好きな層にはイマイチ弱いだろうなという気がします。

かといって『カメラ』に特化した写真工業は休刊。
偏執的に何十頁にも渡って『写真』の特集を組み続けたフォトグラフィカも休刊へ。

カメラ日和・写ガール・CL・カメラマガジン・F2.8等はそもそも特定の層に特化しているので、ちょっと別物。

雑誌全体の売上げが落ち込み、パイを食い合う中で抜けた存在がないのは共倒れの危険性を孕んでいます。

そんな中で新規の読者を多く取り込んでいっていることを考えると、
近い将来にはファットフォトが独走していくように思えます。(自分と縁が深いから言っている訳ではありません)
しかし、そうなった場合にメカニカルな特集などはどの雑誌が受け持つのか。
もしくはファットフォトが厚みを増して受け持っていくのか。
若返りを果たしたアサヒ・日本カメラが復権を果たすのか(難しそうですが・・)。

とりあえず毎月コレを読んどけば、だいたいオッケー!!という、オールラウンドな雑誌が出てくれば、
一気に市場をさらっていく気がしてなりません。

写真そのものも面白いですが、雑誌の動向も見過ごせないところではあります。
写真の本 * Trackback(0) * Comment(2) * Page top↑


趙根在 『ハンセン病を撮り続けて』 
2008/04/18 /20:23
51R24JNHW1LSS500.jpg


人間が人間らしく生きる条件として、人間らしい見た目であることが求められます。
手足の無い乙武さんがテレビに出られるのも、彼の凛々しい顔立ちに負う所が大きく
そうでなければ彼が人目に触れることも無かったでしょう。

ハンセン病・らい病という名前の有名さの割りに、僕らが患者を眼にすることは殆どありません。
養護施設の名の下に、世界各国で推し進められたハンセン病隔離政策があったからです。
実際には感染の危険性が相当低い病気であるにも関わらず、彼らは隔離施設に押し込められ
そこで一生を終えていくことになったのです。

それは何故か。
病魔に冒された身体が崩れ、所謂人間らしい風貌を彼らから奪ったからに他ならないからでしょう。
実際に彼らと会えば、多くの人が握手さえためらうはず。

日本各地の施設を巡り、彼らと寝食を共にした写真家・趙根在。
彼らの病状をクローズアップした写真は殆ど無く、その生活を追ったものが大半の作品です。
施設内での宴会であったり、年中行事であったり。
いずれもモノクロで、一貫して優しい視線が感じられます。
同じ生活をし、同じ視点に立たなければ撮れない写真ばかり。

学校もあったらしく、仮装リレーとおぼしき場面で
少女が『シンデレラ』と書かれた名札を下げ、仮装している姿が映し出されていました。
施設内の広間で、彼らが楽しそうに踊っている姿も映し出されていました。
目頭が熱くなるのを覚えます。

なんだ僕らと何にも変わらないじゃないか。
趙根在は、そう訴えたかったに違いない。

病気だけでなく、在日韓国人に対する差別も絡んだハンセン病問題。
気付かないだけで、身近に潜む差別を教えてくれる一冊です。
写真の本 * Trackback(0) * Comment(0) * Page top↑




xx HOME xx