カメラ仲間でも見つかればと思い、ブログを始めてみました。コクのある写真を気楽にアップしていきたいと思います。コメントやリンクも気軽にどうぞ。 Copyright © Camera freaks a GO! GO! All Rights Reserved. Template by RESIST. Powered by FC2 Blog |
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やりたいと思う人10000人 始める人100人 続ける人1人
写真、楽しいです。 ずっと撮り続けていたいです。 続ける1人になりたいです。
2013/06/30
/07:05
2013/06/29
/20:30
3年前、御苗場で受賞してから受賞者でグループ展を行った。
その時に受けた衝撃というのは色々あったが、一番の衝撃は当たり前のように作品に値札が付いていたこと。 自分の作品の値段なんて考えたこともなかった僕にとって、それは全く未知の世界だった。 今でも自分の作品が売れるとは思っていない。 例えば作品を購入してトイレに飾るとする。 僕の作品の場合、トイレでずっと見知らぬオッサンと見詰め合うことになる訳だし、 自ら進んでその状況に金を出すマニアが多いとは思えないからだ。 確かに売れる作品というのは存在する。 例えば同期のキイロさんや、村上千恵さんの作品にはチラホラ買い手がつき、それなりの所へと収まっていく。 写真業界全体に目を向けた場合にはどうだろうか。 写真という物に金を出す人がどれだけいるだろう? 子供の七五三の写真には金を出せるだろう。 広告写真には企業も金を出すだろう。 ポストカード程度なら個人も金を出すだろう。 しかし、作品として考えた場合の写真に大金を出す人は、 一般に食えないと考えられている絵画よりも更に少ないだろう。 作品としての写真市場は、余りにもパイが小さすぎて話にならない。 何故このような状況になっているのか、原因は様々だ。 ざっと考えうるものでも主に4つ。 ①アート、デザインという物に対して対価を払う文化がない ②写真は身近にありすぎて、複製も容易であるために価値が認められにくい ③日本は家が狭く、飾る場所もない ④写真に対してどう接して良いかが分からない ①-③は多くの方が指摘してきている通りだが、実は最も根深いのが④でないかと思う。 写真誕生から140年以上の年月が流れ、写真の撮り方、使い方については我々も熟知してきた気になっている。 シャッターを押せば簡単に撮れて、簡単に印刷できて、簡単に複製できる。 それが故にどう接していくかを真面目に考えたことのある人は少ないのではないか。 写真の立ち位置も日用品とアートの境界線を行ったり来たりしているのが現状だ。 ゴッホの絵なら『何億円ね!』という相場感覚も、写真には存在しない。 では、どうしたら真面目に考えることに繋がるだろうか? 最も簡単な方法は実際に作品を作ってみることだ。 例えばアジサイの花の写真がある。 『綺麗ですね』ではなく、それを表現するために、作家がどれだけの労力を費やしているか体験してみること。 プロが花びら1枚を撮るのに1時間を要したとして、では幾らが妥当だろうか。 アマの自分が同じ花びら1枚を撮ったら何時間かかるだろうか。自分の時給は幾らだろうか。 そうなると作品には幾らの値段をつけたらいい???? そういう細かな想像力の積み重ねが価格への感覚を生み、 値段をつけて販売する人が増えれば相場が形成される。 相場が浸透してくれば、女性向けの雑貨屋あたりから取り扱う店が増え、 写真をやらない人にとっても作品の価値が徐々に分かるようになる。 つまり、写真を『撮る』という意味で『やる』のではなく、 『価値を持ったもの』として『やる』人を増やしていくことが、 おそらく写真の価値を高めるために最良にして最短の道ではないかと思われる。 過去に何度も写真業界は写真の価値を高めるために囲い込みを行ってきたが、ことごとく失敗してきたという。 それは今まで写真の立ち位置を掴み損ねていたからではなかろうか。 これまでカメラが便利になってくるたびに、女性や子供が新たな市場として目をつけられ、 最近ではHIROMIXやニナミカに代表されるガールズフォトなども生まれてきた。 だがそれはフィルムカメラの中での話だ。 現像には時間も掛かり、殆どのカメラは黒くゴツく、中古カメラ屋はバンダナを巻いた紳士の社交場のままだった。 濃厚なメンズスメル漂う中で作品を発表し、値段まで付けようとするアイアンハートな初心者は少ないだろう。 結局は近くに見えて遠い世界だったのだ。 本当の意味で女性や子供がカメラやスマホを気軽に手にして、 バンダナ紳士達と全く同じスタートラインで写真を楽しめるようになったのは、この数年。 写真を撮る行為自体には何の特別な意味もなく、限りなく価値がゼロになってしまった今こそが、 実は写真への接し方という価値観を醸成する最大のチャンスである気がしてならない。 誰でも撮れる、なら誰でも作品作りをできる、作品作りのキッカケを与えれば誰でも考えることができる。 今を逃すと、今度は写真が形を変え始めて『撮る』という行為に収まりきれなくなってくる。 そうなると新たな価値観への過渡期特有の、小難しい理論や方法論が幅を利かせ、 再び初心者や女性や子供へのハードルは上がってしまう。 写真が写真という言葉に収まっている今のうちに、 多くのワークショップに(写真講座ではいけない)、どれだけの人を取り込めるか。 そこが写真業界浮沈の肝になってくるのではなかろうか。 大事なのは、極めて分かりやすい講座、程ほどのレベル、イケメン講師。 どんなカメラを売るかではなく、一人でも多くの人にどんな体験を提供するか。 単純に物を売れば良い時代は終わった。 カメラを買ったら、ワークショップの無料体験が付いてくる位の思い切りは必要だろう。 そうして、まずは1円分でもパイを拡げていくことしかない。 優れた作品が正当な価値を認められるには、まずは市場の形成こそが最優先。 20年後の写真家が食えるかどうか、それが今に掛かっている。
2013/06/29
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2013/06/28
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2013/06/10
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僕にとって一番のカメラは?と聞かれた場合、僕はいつも迷わずに「写るんです」と答える。
ライカM3なんて分不相応なカメラを持っていたりもするが、誤解を恐れずに言えば、 超高級写るんですというのが使ってみての感想だ。 いずれも押した瞬間に撮れる。すなわち起動時間のロスがない。 いずれも電源を必要としない。すなわち撮りたい瞬間に撮れない心配がない。 いずれも必要最低限の機能しかない。すなわち無駄なことを考える必要がない。 僕にとっての良いカメラというのは、すなわちそういう事であって、 撮りたい瞬間に撮る!ここに尽きる。 ところが時代はデジタル一色。 デジタルには常に電源が必要で、そして起動にはどうしても一定の時間を要する。 万能カメラとして愛用してきたCX5もそうだ。 起動してシャッターを切るまでに2秒は掛かる。 この2秒はスナップショットにとって致命的であり、そこが常に悩みの種であった。 起動の速さを求めると、どうしても一眼レフという選択になるが、そうすると被写体へ向けるという点、 日常の可搬性で厳しいものがある。 一部コンデジに起動の速さを売る機種もあったが、センサーの小ささもあり、 画質に充分なものを得ることが難しかった。 そんなこんなで悩みぬいていた日々の中で出会ったのが、フジフィルムX10。 まず、レンズを回して起動という点。これがライカを使っていた僕には非常に手に馴染んだ。起動も実に速い。 これはいいと試し撮りをして驚いたのが、その描写性能。 まるでポジフィルムのような美しい画が得られると思ったら、 実際にフジのポジフィルムのトーンを再現して色作りをしているという。 括りとしてはコンデジに分類される機種ながら、まるでフィルムカメラを使っているかのような感覚があり、 その落ち着いたフォルムと、静かなシャッター音、素早い起動でシャッターチャンスを確実にモノにしてくれる。 僕にとって最高のカメラである、写るんです。 それを生み出したメーカーが、再び僕にシャッターチャンスを与えてくれる。 この愛すべきX10という機種を、これから当分は携えて歩くことになりそうだ。 ![]()
2013/06/10
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2013/06/09
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2013/06/08
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